2016年9月7日水曜日

ダークマターとは多世界同士が重力で繋がっているということかもしれない

量子力学では、二重スリット実験により、量子の波の性質(2次元からのホログラフィー)が、その伝搬の可能性の中で相互に干渉していることが観測されている。この観測結果を説明は、起源を同じくする、異なるタイムラインの量子同士が干渉している、と捉えることが無理がない解釈と考える。

いわゆる多世界解釈である。

一方、ダークマターは、現在知られている量子とは別の量子であり、現在知られている量子と重力のみで干渉する、と解釈の中で議論されているが、果たしてそうだろうか。

現在提示されている最新のダークマターの仮説では、ダークマターは単一の量子ではなく多様な量子であり、銀河と同様なダークディスクを形成しているという説も出てきている。それが現在の銀河の形成をうまく説明できるからだ。

この仮説が提示するように、ダークマターに多様性があり、現在知られている物質と同様な世界を形成しているとするのであれば、ダークマターを何も別の量子と捉える必要もないように思える。つまり、二重スリット実験の説明で止まってしまっている量子の時間軸(可能性)での多世界間での干渉が、実は重力の世界でも働いている、そう考えて仮説を組み立ていく方が、正解に早く到達できるような気がするのだ。

もし、世界がそのような(多世界干渉)状態であった場合、数々の実験や仮説がそのような結論に行き着くには、まだまだ長い観測と検証と仮説の再構築が必要なように思うが、多世界干渉が確認できた場合には、それら干渉を使った多世界同士の通信が実現されるだろう。

もしかすると早くその結論に達した別世界からの通信が先にやってくるのかもしれない(SFネタにいいかもね)。

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