2018年5月24日木曜日

モバ造 棚を壁につける

玄関に作る棚の最終形が見えてきました。

初めは普通の棚を考えていたのですが、形をなかなか決めきれないでいました。

いろいろと悩んだ結果、地面に足を置く必要は全くなく、直接壁につければいいことに気がつきました。その形がこれ。ここに行くまで2週間近くかかりましたね。



まず棚板の手前側は、ガラス板と同じく楕円です。

sqrt((長辺/2) ^2−(短辺/2) ^2)で中心からの距離が出るので、そこにネジを2本打ち、糸を張って、糸の動きに合わせて鉛筆で楕円を描きます。
鉛筆で罫書いたら、バンドソーで大雑把に切り、残りをサンダーで綺麗にしていきます。


棚板を取り付ける部品は2x4の端材で作りました。棚板を挟むところは、大体0.1mm単位の精度が必要になりますが、この板は18mmですので17.5mmくらいで切断面を罫書きます。
罫書いた線に合わせて、スライド丸ノコで溝をほり、実物合わせをします。

当初は狭いと思いますので、狭い場合は切断面に丸ノコの刃の側面を押し付けて位置を決め、微妙に削っていきます。大体1〜2回も切ると板にぴったりな溝が完成します。


この部品の壁に取り付ける下の部分は、長いコーススレッドでもいいのですが、あまり意味がないため、厚みをとってあげます。この切断は丸ノコではできないので、ここもバンドソーでカットしたあと、波状になっている切断面をサンダーで整え、サンダーがどどかないところはノミでカットしてあげることになります。これまで揃えた道具あっての製作という感じで、かなり短時間で綺麗に仕上げることができました。


次の写真が、壁に取り付けたところになります。たまたま両側面とも木のある部分になりましたので、普通にコーススレッド2本で取り付けることができました。壁に押し付けることになるため、コーススレッドの種類としては57mmの半ネジがいいです。

ただ、半ネジが手元になかったので全ネジで取り付けました。あとで半ネジ買っておくかなぁ。


棚板の方は、部品と精度よく組み付けられているため、接着剤もコーススレッドもつけることなく固定できています。手前に引っ張ると棚板は外すことができます。


全体像はこちら。上のガラスとデザインはほぼ一緒になっています。まだ1つしかありませんが、自由な位置にいくつでも追加することができます。


今回、悩んだ末に、棚板の最終形を考案することができたと思います。これ以上のものはないな、という感じで自画自賛です。

やはり悩んでいるときは、あれこれ考えて結果をだしたほうがいいかもしれません。

ただ、頭の中でシミュレーションして、納得いく形が見えてきたのでいいですが、それまでは悶々としてしまいますね。まだ塗装は決めかねていますが、形は決まりました。今回は結果が出せてよかったです。

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